子連れ鍼灸1 お産後鍼灸・お産後骨盤ケア鍼灸

子連れ鍼灸

こんにちは。たなべまりです。
いつもありがとうございます。

幼児を連れていける鍼灸院、鍼灸接骨院、マッサージ屋さんは意外と少ないのです。
まして、産後1ヶ月の赤ちゃんを連れて行けるところはもっと少ないでしょう。

なぜかといえば、そういうお店はベッドで施術するので幼児を遊ばせるスペース、赤ちゃんを寝かせるスペースを用意できないからでしょう。
また、子どもたちをみてくれる人を用意できないからでしょう。

ところが幼児連れ、赤ちゃん連れが当たり前の光景がありました。
おっぱいケアをやっている母乳育児相談所です。

私が出張女性鍼灸でお世話になっている助産所ママズケアさんでは、助産師さんがおっぱいケアをしている隣で、私はお産後鍼灸をしていました。
これはお産後の女性たち、助産師さんたちに好評でした。

なぜ、ママズケアさんで鍼灸をやってみる気になったのか聞いてみました。

  • 子連れで初めての所に行くのはハードルが高い。
  • ママズケアさんならおっぱいケアで来ていたところなので来やすい。
  • 子連れOKで刺さないはり、それで背中がラクになり、おっぱいが詰まらなくなるなら行ってみようと思った。
  • 産後骨盤矯正が気になっていたけど、どこに行けばいいのかわからないし、赤ちゃんを連れて初めてのところは行きにくいから、ここでできると聞いて、やってみようとおもった。
  • この首や肩の痛さがなくなるなら、はりでもなんでもやってみようと思った 。
  • おっぱいケアで助産師さんに「肩がガチガチだから身体の巡りをよくしたほうがおっぱいにいいと思う」と言われ、刺さないはりとお灸があると聞いたので。

お産後の女性の気力・体力の回復、子宮の回復、骨盤の回復、おっぱいの心配(少ない、出すぎる、詰まる)に鍼灸が役立つのです。
ママズケアさんでたくさんのお産後の女性たちに会い、そのことに気づきました。

芦屋たなべまり鍼灸院を開院するとき、私には希望が三つありました。

1.ベッドで、はりとお灸の施術をする。
2.子連れで女性が来院できるお部屋にする。
3.産後骨盤ケアはベッドと床の上、両方使うスタイルにする。

この三つを実現しようとして、はたと困りました。
なぜなら、お手本にできる鍼灸院を思いつかなかったからです。
母乳育児相談所では当たり前の子連れケアが、鍼灸院では当たり前ではなかったからです。

鍼灸ルームに、まずベッドを置きました。
次に、赤ちゃんを安全に寝かせるスペースをどこに配置するか。
幼児はどこで遊ばせるか。
患者さんはどこに荷物を置き、どこで着替えるか。
順番待ちの患者さんはどこで待ってもらうか。

自分の動線、患者さんの動線、幼児の動線、順番待ちの患者さんの動線を考えました。

広くないお部屋のスペースとにらめっこし、1週間が過ぎました。

開院2日前にクッションラグが届き、ようやく赤ちゃんを寝かせたり、幼児をあそばせたり、授乳をしてもらうスペースが確保できました。

ところが更に「お灸の煙で赤ちゃんが泣くので、行きたいけど行きにくい」という話をママズケアさんで聞きました。

ハッとしました。

お灸で使うもぐさは、植物のよもぎ100%です。
人体に害はありません。
だけど、たくさん使えば煙たいものです。

そこで、使うお灸はもぐさの量が少なく済む「点灸」に変えました。
「点灸」用のもぐさは上質で匂いが良く、使う量も米粒大か米粒の半分が1壮なので、たいした量ではありません。
それを手足、背部、腰に使うと煙も匂いも格段に減ります。

できるだけお産後の女性たちに、はり灸を利用してほしいと思っています。

続きは子連れ鍼灸2で。

それではまた。

あなたをきれいに
元気にするはりとお灸
芦屋たなべまり鍼灸院
https://haritanabe.com/

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